| 酸素を吸い、エネルギー代謝に利用して生きている私たちにとって
酸素はとても有難い存在。しかし、この酸素、一皮むけばとっても
怖い一面をのぞかせます。 ●錆びるとは酸化すること モノが錆びるということは酸化するということ。物質はすべて原子 でできており、原子自体は通常安定なものです。安定と言うことを もう少し詳しく言いますと、原子を構成する原子核とその回りの電 子との電気的バランスがとれている状態のことを言います。 原子核にはプラスの電気的エネルギーを帯びた陽子と電気的に中性 の中性子があり、外側のマイナスエネルギーを持った同数の電子と の間で均衡が保たれています。 ●酸化と還元 この電子の一つが他の原子に奪われて 電気的に不安定な状態になることが 「酸化」であり、他の原子から電子を 奪って、不安定な状況から安定な状況 に戻ることが「還元」です。 |
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| ●カラダが錆びると、どうなる? 酸素は通常の場合安定していますが、中には、いくつかの電子が外へ飛びだしてしまい、不安定な状態になったものがでてきます。対になっていた電子のペアリングがくずれ、失ったもの補おうとするエネルギーが生まれます。この状態が活性酸素です。活性酸素はフリーラジカルの代表的なもの。フリーラジカルとは、鎖に繋がれていない暴れん坊と言った意味で、隣り合った原子から電子を奪い、酸化させてしまう、その名の通りの暴れ者です。 |
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私たちは、こんな活性酸素をもうまく利用して生きていま
す。細菌などが外部から侵入してくると白血球が出動し撃
退にかかります。このとき白血球が武器として使うのが活
性酸素です。白血球は活性酸素を作り出し、侵入者に対抗
するのです。
こんなプラス面での使われ方以外にも活性酸素は発生しま
す。私たちが体に取り入れた酸素の約2%が活性酸素にな
ると言われています。
しかし、私たちの体はうまくしたもので、この活性酸素を
消去するシステムが備わっています。余計な活性酸素が発
生すると直ちに還元し無害化してしまうと言う仕組みです。 |
| このシステムの中心として働くのがビタミンE、ビタミンC、ビタミンB2、β-カロチンなどの抗酸化物質。これらが順調に働けば、体はいたずらに酸化されることなく、健康でいられるのです。
このシステムがうまく働かず、活性酸素が余分にできてしまうと、細胞を守っている細胞膜が酸化され、過酸化脂質に変えられてしまいます。過酸化脂質はそれ自体がフリーラジカルになって、隣接の細胞を次々と酸化させていってしまう悪循環を引き起こすのです。 ●活性酸素が大量にできる時 それではどんな時に活性酸素は大量発生するのでしょうか? ◎紫外線・放射線の影響 ◎傷・炎症 ◎酒・タバコ ◎ストレス ◎過激な運動 ◎窒素酸化 物・硫黄酸化物などの大気汚染物質などが知られています。 ●活性酸素を防ぐには? 活性酸素の害を防ぐには上記のような原因をなるべく避けること。ビタミンE、ビタミンC、ビ タミンB2、β-カロチンなどの抗酸化物質を努めて摂取することが大切です。 |
